笑わないで看護婦さん

長野寒っ！

今日は健康診断。
バリバリの健康が取り柄の俺には、まったく必要の無い行事である。
見るからに異常なし。

が・・・

実は俺、孫悟空。
顔に見合わず、注射が大の苦手なのです＠

身長、体重、レントゲン。
そして来ました血液検査。
それだけは勘弁して下さい看護婦様。

異常なし、バリバリ健康なのに、何で検査するのか・・・
無駄だよ君たち、俺は健康の頂点に立つ男。
と、あれこれ感じているうちに注射器が近づく。

右と左で腕の筋肉のわずかな変化を瞬間的に見抜き、左腕をチョイス。

消毒を塗られている左腕は、俺の脳から送られてくる神経信号を無視し、山田智教自動操縦システム、スイッチＯＮ。
ガチガチに筋肉を硬直させ、鋼の腕を作り出そうとするのである。
何故なら注射針という人類最強の科学兵器を体の中へ、なんぴとたりとも侵入させる事を許さないからだ。

が・・・

そうすると逆に痛い（笑）

うおーーーーー！

俺は、体の中からサヨナラし、これから別々の道へ進んでいく赤血球くんや白血球ちゃん達を見送る事は出来ず、ずっと目をそらした。

ちーーーん。

ん？

んん？

やべっ。

いやっ、ここでこんなことに・・・

まずい・・・

ま・・・

ちーーーーん。

・・・・


貧血になって倒れた（笑）